yoshida-chiro’s blog

みなさんこんにちはヨシダカイロプラクティック院長の吉田です。当ブログではヘルスケアに関する知識や雑学を中心とした内容となっております。 

テーピングのお話

テーピングのお話

みなさんこんにちは院長の吉田です。今回はテーピングのお話をしたいと思います。

テーピングはスポーツ選手がよく利用しているツールの一つですが、日常生活における姿勢や動作に対する負担軽減でも効力を発揮します。実際私も普段からテーピングを愛用しています。

特に肩こり、腰痛、膝痛などを抱える方には非常に有効だと思われます。私は特に腰痛と膝痛の予防対策としてテーピングを用いる傾向にあります。

まず、テーピングのメリットとしてはいくつかあるのですが、ひとつは皮下組織の負担を和らげる効果があります。皮下組織には血管や脂肪、筋膜などの様々な組織が存在していますが、荷重ストレスや神経学的ストレスによる影響で皮下組織内の血流低下、柔軟性低下、リンパ循環低下、退行性変性などが生じやすくなります。

結果的に先述した影響が悪化することで腰痛や肩こりなどの筋骨格系障害をはじめとした様々な問題が現れてきます。テーピングはまさにそうした問題を生じにくくするアイテムなのです。

この効力のメカニズムは諸説あるのですが、神経学的なメカニズムと組織的なメカニズムが大きく関連すると思われます。

また、テーピングの貼り方には様々な種類や方法が存在するため慣れない方は苦手意識が出やすいと思いますが、基本的に筋肉の走行に沿って貼れば大丈夫です。

一方、テーピングのデメリットとして皮膚の弱い方は向いていないのと長期的なテーピングによる神経学的順応が挙げられます。

皮膚が弱い方は半日テーピングを貼っただけでもすぐかぶれることもあるので使用するときはパッチテストを行ってください。また、神経学的順応とは神経が順応することを意味しますが、長期的にテーピングを貼ることでテーピングを貼っている皮下組織の機械受容器や固有受容器の学習によりテーピングを貼ってることが当たり前の状態と認識してしまう傾向にあることです。

そうするといざテーピングを剥がしたときに今までの皮下組織の状態と異なるので、脳が平衡感覚におけるフィードバックを行います。このフォードバックは日常生活における負担の大きい姿勢や動作を行っている方ほどリスクがあるため、長期的にテーピングを貼られる方は定期的に貼りかえることをお勧めします(特に腰にテーピングを貼る方は要注意です)。

最後に私がお勧めするテーピングをご紹介したいと思います。私がお勧めするテーピングは株式会社ニトムズの二トリート・キネシオロジーテーピングです。このテーピングはコストパフォーマンスがよく、私も普段から愛用しています。しかし、薬局にはおいてないため、アマゾンなどのネット通販で購入する必要があります。

特におすすめは下記に載せてある5㎝タイプの伸縮性のキネシオテーピングです。

 

 

疲労物質のお話

疲労物質のお話

みなさんこんちにちは院長の吉田です。

今回は疲労物質の話をしたいと思います。近年における疲労物質は乳酸よりもF.F(以下:ファティーグ・ファクター)と呼ばれる物質が原因であると言われています。

今まで乳酸は疲労時における血中濃度が高いことから疲労の最大原因と考えれていましたが、乳酸は疲労を軽減させるためのエネルギー転換の役割も担うことがわかっています。

ファティーグ・ファクターはタンパク質の一種ですが、体内において活性酸素が生じた結果産生される疲労物質です。活性酸素は人間が生活する上で常に発生する物質ですが、長時間の肉体労働やスポーツなどで活性酸素濃度は高くなります。

活性酸素が増えるほどファティーグ・ファクターも増えるため、活性酸素を素早く分解、除去できる体内環境を作っていくことが大事になります。

活性酸素の産生を抑える栄養素として以下があります。

コエンザイムQ10

・ビタミンC&E

・オメガ3系

また、ファティーグ・ファクターを減らす方法として以下があります。

・睡眠

・軽い有酸素運動

・甘味

・入浴

・瞑想

イミダペプチド

・カフェイン

上記の中でも特に睡眠は一番疲労物質を軽減させる方法になります。疲労を感じるのは脳なので脳内細胞の活性化も重要になります。瞑想法は注意力や集中力を高める方法ですが、疲労軽減にもつながります。

 

猫背のお話

猫背のお話

みなさんこんちにちは院長の吉田です。

今回は猫背の話をしたいと思います。猫背は人体における退行性変化の一つといえます。20代以降から椎間板の水分や骨密度は緩やかに減少していきます。特に猫背が顕著に現れる部位は脊椎でも胸椎と呼ばれる部位です。

猫背は体質や生活環境に大きく左右されます。また、猫背は不良姿勢の”結果”として現れますが、様々な視点から猫背を考察することが可能です。今回はいくつかに分類していきたいと思います。

以下に猫背の原因を列挙したいと思います。

・脳疲労

・筋力低下

・脊椎(椎間板など)の摩耗

・作業姿勢

まず脳疲労ですが、脳が疲労することで脳全体の機能低下が起きます。これは病的なものではなく、思考能力や判断能力の低下がみられる傾向にあります。また、それに伴い脳幹網様体や平衡感覚を司る機能も低下するため姿勢維持機能にも影響を及ぼします。

姿勢維持筋は抗重力筋ともいわれますが、抗重力筋は下半身から上半身まで幅広く存在しております。

■抗重力筋

・ヒラメ筋

大腿四頭筋

・大殿筋

・大胸筋

・広背筋

・脊柱起立筋

・腹筋

・胸鎖乳突筋     など

抗重力筋の機能が低下するということは、結果として筋肉の弛緩を意味します。筋肉が正常に収縮維持できないことで筋肉が弛緩し、体が丸くなりやすくなるのです。

例えば、疲れた人やアルコールで酔っ払った人をイメージしてみると姿勢が丸まっている印象があります。これは脳の機能が一時的に低下していることで正常な姿勢維持機能をコントロールできない状態なのです。

疲労による姿勢改善の一番のカギは睡眠です。睡眠をしっかり取って脳細胞を休ませて挙げることが重要です。また、睡眠不足以外にもビタミンやミネラル不足による脳疲労もあるので注意が必要です。

次に筋力不足ですが、先述した抗重力筋の筋力低下による猫背もあるように老化による脳機能の低下や筋力低下も挙げられます。特に私個人の見解では胸鎖乳突筋、腹筋、広背筋、大腿四頭筋、大殿筋が猫背に対して影響力の高い抗重力筋だと思います。

上記で挙げた筋群の軽負荷トレーニングを継続して行うことが筋力低下による猫背を防ぐポイントといえます。

次に脊椎の摩耗ですが、言い換えれば老化による脊椎の退行性変性により椎間板や骨の密度が減少することで構造学的に脊椎の傾斜が大きくなります。傾斜が大きいということは湾曲が大きくなることを意味します。脊椎の摩耗は体質や生活環境が大きく影響します。

最後に作業姿勢ですが、これは先述した内容を包括するものとなります。長時間の作業姿勢(特に立つ、座る)は脳疲労、筋力低下、脊椎の摩耗などを大きく誘発させます。その過程でいかに猫背になりにくくするかは日々の取り組みが大事になります。

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みなさんこんにちはヨシダカイロプラクティック院長の吉田です。

当ブログではカイロプラクティックやヘルスケアにおける知識や雑学などを中心に投稿していきたいと思います。